幅広い分野で加工されているアルミ。一口にアルミ加工会社といっても、取り扱うアルミ部品や加工方法などが異なります。ここでは、片木アルミニューム製作所のアルミ加工の特徴や事例をご紹介します。自社に合ったアルミ加工会社を探したい方は、ぜひ参考にしてください。
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電子機器や家庭用品などに使われるアルミコイル、変圧器の巻線に使われるスリットコイル、空調機の熱交換器に使われる表面処理材コイル、炊飯器の内蓋に使われる丸板、OKシートや魚焼グリル、エントリーシート、クリスタルプレートに使われる角板などを製作しています。
参照元:片木アルミニューム製作所公式HP(https://katagi-al.co.jp/product)
引用元HP:片木アルミニューム製作所公式HP
https://katagi-al.co.jp/product
引用元HP:片木アルミニューム製作所公式HP
https://katagi-al.co.jp/product
片木アルミニューム製作所は、1951年設立のアルミニウム圧延メーカーです。1964年に熱間圧延ラインを導入して以降、インゴット溶解から圧延、スリット、シャー、プレスまでの一貫体制を整え、コイル、角板、丸板などの圧延材を製造・販売しています。
ミャンマー、タイ、韓国、インドネシア、中国などへアルミニウム圧延プラントを輸出したり、技術供与を行ったりするなど、アジアにおけるアルミニウム圧延業の発展にも大きく貢献している企業です。
エアコン・変圧器・家電製品・電子部品・自動車ラジエーター・電線など、さまざまな用途で使用されるアルミコイルや板を製造・販売しています。純アルミニウム(JIS H-4000、A1070P、A1050P、A1100P、A1200P)をはじめ、ドローレスフィン用KDRF、Aℓ-Mn系合金(JIS H-4000、A3003)、Aℓ-Zn系合金 7000系、Aℓ-Si-Mg系合金 6000系などさまざまな材質に対応。
丸板の金型の種類は約100種類※、表面処理材種類の種類も多数用意して、多品種、短納期小ロットの製品作りを行なっています。
※参照元:片木アルミニューム製作所公式HP(https://katagi-al.co.jp/product/79/)
鳥取県の大山工場と大阪府の本社工場、2箇所に製造拠点を持ち異なる加工を行なっている点も特徴です。例えば本社工場では、最大1200℃の炉の中で15トン以上のアルミを溶かして成分を調整、溶かしたアルミを鋳型に流し込み柱状にしています。
一方、大山工場では同様の炉の中で20トン以上のアルミを溶かし、水平ロール式連続鋳造機を使って8~10mmの板を連続して製造。0.2mm以下の薄板材も手掛けています。
海外のアルミニウムメーカーで指導を行っている熟練の技能者も在籍しており、その高い技術力は業界内で高く評価されています。
アルミニウム圧延メーカーとして、業界内で高く評価されている片木アルミニューム製作所。さまざまな材質や形状に対応するなど、幅広いニーズに応えています。電子基盤の導通穴を開ける際に使用するエントリーシートの製造でも実績豊富なので、気になる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
本サイトでは「アルミパイプ・棒」「板」など、作りたい部品ごとにおすすめのアルミ加工会社をご紹介しています。アルミ加工会社をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
会社名 | 株式会社片木アルミニューム製作所 |
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創業年 | 1948年(昭和23年) |
本社所在地 | 大阪府泉南市信達市場2045 |
既存製品の改良や新製品開発において、より高品質な素材を求めるメーカー担当者必見! 代表的な二次加工展伸材である「管材」「板材」「線材」それぞれの領域で高い技術や深い知見を持つメーカーを紹介します。※1
※1 当サイトでは、一般社団法人日本アルミ協会の「圧延・押出部門(二次加工)」会員名簿に掲載されている32社を二次加工のアルミ加工会社と定義している。
(2024年4月18日調査時点)
参照元:https://www.aluminum.or.jp/about/memberlist/
※2 参照元:一般社団法人 軽金属学会 小山田記念賞(第58回・第59回) 参照元:https://www.jilm.or.jp/page-recognition0221
※3 2024年5月16日編集チーム調査時点。