幅広い分野で加工されているアルミ。一口にアルミ加工会社といっても、取り扱うアルミ部品や加工方法などが異なります。ここでは、日本伸管のアルミ加工の特徴や事例をご紹介します。自社に合ったアルミ加工会社を探したい方は、ぜひ参考にしてください。
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A社では、「現在のシリンダーでは加工中に空泡が発生してしまい、歩留まりがつかず、生産計画にまで影響を及ぼしてしまう」という問題を抱えていました。
「コスト削減も図りたい」との要望があったため、材料を鋳物材であるAC4Cから展伸材であるA6063に変更。同時に今までの行程を見直し、切削による加工から、耐久性の向上によるコスト低減が可能な引抜加工に変更しました。独自の異型引抜技術を活用し、ホーニング加工による内面仕上げの行程を省略した結果、「す」の問題を解決するとともに、全体にかかるコストの約30%を削減することができました。
※参照元:日本伸管公式HP(https://www.nihonshinkan.co.jp/case/case_detail01.html)
引用元HP:日本伸管公式HP
https://www.nihonshinkan.co.jp/case/case_detail01.html
特に強みを持っているのが、アルミの引抜技術です。A1000系~A7000系までのさまざまな材質、引抜サイズ外径3mm~200mmまで幅広く対応。押出では製造が難しい、小径・薄肉パイプの生産を行っています。
A1000系、A3000系、A6000系、A5000系の多様なサイズの素材在庫を保有しており、小ロット(20kgから)、短納期の対応でも実績豊富です。同社が加工した製品は、自動車関連、日用品、農機具、電動工具など幅広い分野で使用されています。
創業以来、一貫して磨いてきた技術をもとに、アルミ材料の調達からアルミ加工・機械加工、表面処理まで、アルミ製品の生産に関する工程を一貫して対応しています。
引抜を行った後のパイプや棒への曲げ加工、絞り加工、プレス加工、溶接や、NC旋盤、マシニングセンタによる切削もお任せ。押出材の加工も行っています。表面処理では独自の超硬質アルマイト「ウルトラハード」を採用。硬質アルマイトを上回る硬度、耐摩耗性を実現することが可能です。
近年はさらに、加工後の組み立てまで対応。加工を行ったパイプにゴムグリップ、樹脂パーツ、木材などを取り付けたり、輪止めやボルト締め、圧入・接着、レーザー刻印を行ったりすることが可能です。完成品の袋詰めまで行っており、より完成状態に近い製品を作り出しています。このため、あちこちに依頼するよりも時間や手間、コストを抑えて製品づくりをすることができます。
1967年の設立以来、55年以上にわたって培ってきた培ったノウハウ・ネットワークを駆使して、満足度の高い提案を行っているアルミ専門の引抜加工メーカーです。アルミパイプに関する「コストダウン」「品質・納期トラブル」「困りごと解決」「新規製品の加工方法」など、さまざまな要望に対して、戦略を立てて応えています。
本サイトでは「アルミパイプ・棒」「板」など、作りたい部品ごとにおすすめのアルミ加工会社をご紹介しています。アルミ加工会社をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
会社名 | 日本伸管株式会社 |
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設立年 | 昭和42年9月22日 |
本社所在地 | 埼玉県新座市中野1-10-22 |
既存製品の改良や新製品開発において、より高品質な素材を求めるメーカー担当者必見! 代表的な二次加工展伸材である「管材」「板材」「線材」それぞれの領域で高い技術や深い知見を持つメーカーを紹介します。※1
※1 当サイトでは、一般社団法人日本アルミ協会の「圧延・押出部門(二次加工)」会員名簿に掲載されている32社を二次加工のアルミ加工会社と定義している。
(2024年4月18日調査時点)
参照元:https://www.aluminum.or.jp/about/memberlist/
※2 参照元:一般社団法人 軽金属学会 小山田記念賞(第58回・第59回) 参照元:https://www.jilm.or.jp/page-recognition0221
※3 2024年5月16日編集チーム調査時点。