アルミ加工の匠 » アルミ加工会社一覧 » 神鋼アルミ線材

神鋼アルミ線材

神鋼アルミ線材 引用元HP:神鋼アルミ線材公式HP
https://kobelco-al-wire.com/

幅広い分野で加工されているアルミ。一口にアルミ加工会社といっても、取り扱うアルミ部品や加工方法などが異なります。ここでは、神鋼アルミ線材のアルミ加工の特徴や事例をご紹介します。自社に合ったアルミ加工会社を探したい方は、ぜひ参考にしてください。

目次 閉じる

 

神鋼アルミ線材の製品例

自動車

  • カーエアコン:チャージバルブ、リリーフバルブ
  • 油圧・空圧制御:ソレノイドバルブスリーブ・コア、ブレーキマスターシリンダー
  • エンジン:ATスプールバルブ、スパークプラグ端子
  • 安全装置:シートベルトプリテンショナーホルダー
  • その他:車載用Lib端子材、トラック架装用リベット

二輪車

  • エンジン:ジェットニードルプラグ

一般用途

  • 接合・ファスナー:ネジ、ボルト、ナット、自転車ニップル、ブラインドリベット、衣料用ファスナー/リベット、溶接ワイヤー、ろう材
  • 電気、電力、その他:アーマーロッド、コンプレッサー部品、Lib端子、半導体製造機器 関連部品、ブラインド用シャフト、溶射材

※参照元:神鋼アルミ線材公式HP(https://kobelco-al-wire.com/2-1)

神鋼アルミ線材事例1

引用元HP:神鋼アルミ線材公式HP
https://kobelco-al-wire.com/2-1

     
  • 用途:シートベルトプリテンショナーホルダーなど
  • 加工法:不明
神鋼アルミ線材事例2

引用元HP:神鋼アルミ線材公式HP
https://kobelco-al-wire.com/2-1

     
  • 用途:ネジ、ボルト、ナットなど
  • 加工法:不明
神鋼アルミ線材事例3

引用元HP:神鋼アルミ線材公式HP
https://kobelco-al-wire.com/2-1

     
  • 用途:衣料用ファスナー/リベットなど
  • 加工法:不明

神鋼アルミ線材の特徴

ビレット圧延方式で品質の高いアルミ線・棒製品を製造

神鋼アルミ線材は、コベルコ(神戸製鋼)グループの一員です。2007年に大同軽金属工業から社名変更しました。

大きな特徴は、国内でも珍しいビレット圧延方式でアルミ線・棒製品を製造している点です。同社のビレット圧延方式とは、DC鋳造にてビレットを作製し、均質化熱処理を施した上で、熱間圧延にて線材化する方法です。

熱間圧延を行うことで、内部組織が微細かつ均一で、内部欠陥の少ない製品を作り出すことが可能。「安定した加工品質が得られる」「加工時の不良が少ない」「複雑な鍛造加工に耐えられる」として、複雑加工が必要なクライアントから高く評価されています。

さまざまな合金を
使用可能

7K50をはじめ、KTM-10や4K32、KE6A、A656、PF20など、神戸製鋼所が開発した殆どの合金が使用可能です。高Si合金(4000系合金)、高Mg合金(5056、5356)、高力合金(2000系合金、7000系合金)も容易に製造することができます。

中でも7K50は、アルミニウムボルトの可能性を広げる注目の高強度製品。7050,7075をベースにMg・Znの量を増やして、7075よりも約20%強度がアップしているのが特徴です。自動車の軽量化やドローンなど今後の活用が期待されています。

用途に合わせ加工しやすい材質や形状を提案

品種ごとに異なる時効硬化特性と加工硬化特性を持っているアルミニウム合金。神鋼アルミ線材では、クライアントの用途、加工方法にアルミ合金の特性をマッチさせた材質を設計するとともに、加工しやすい形状を提案しています。

また、金属顕微鏡や実体顕微鏡、ビッカース硬さ試験機、マイクロビッカース硬さ試験機など金属組織学に基づいた評価体制を整え、設計した品質特性がしっかりと発揮できているかをチェックしています。

アルミ加工会社は
『作りたい部品』から選ぶ

独自の技術で品質の高いアルミ線・棒製品を製造している神鋼アルミ線材。材料特性・組織のバラツキ、円周方向の異方性、微小な気孔(ミクロポロシティ)のないアルミ線・棒製品をお探しの方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

本サイトでは「アルミパイプ・棒」「板」など、作りたい部品ごとにおすすめのアルミ加工会社をご紹介しています。アルミ加工会社をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

【部品別】
実績のあるアルミ
加工会社をみる

神鋼アルミ線材の
会社情報

会社名 神鋼アルミ線材株式会社
設立年 1942年7月28日
本社所在地 大阪府堺市西区菱木2-2153-1
“あと一歩”を解決!
技術力の光る
アルミ加工会社3選

既存製品の改良や新製品開発において、より高品質な素材を求めるメーカー担当者必見! 代表的な二次加工展伸材である「管材」「板材」「線材」それぞれの領域で高い技術や深い知見を持つメーカーを紹介します。※1

管材(パイプ)の加工なら
日本伸管
管材のこんな要望を解決!
  • #薄肉
  • #極小径
  • #内面美観
  • #肌加工
  • JAXAからの依頼で製作した内径φ8のクシ型ヒートパイプや、内径寸法精度+0.063/0の鉄道車両用シリンダー材、自動車やバイクのマフラー材など、高精度なパイプ材の製造が得意なメーカー。
  • 「偏肉率1.35%以下・外径φ22×内径φ9に対し公差±0.02」といった難しいオーダーにも対応できる技術力や経験を持つ。
板材・箔材の加工なら
MAアルミニウム
板材のこんな要望を解決!
  • #薄膜
  • #複雑圧着
  • #耐食性
  • #高強度
  • 印刷版や内外装建築材などの厚い板から、食品やリチウムイオン電池の包装材などの薄い箔まで、幅広い対応実績がある。
  • 論文発表や学会受賞歴※2など、研究や分析が得意なメーカーでもあり、強度・耐食性・成形性といった課題から素材開発の相談も可能。
線材・棒材の加工なら
神鋼アルミ線材
線材のこんな要望を解決!
  • #結晶粒微細化
  • #偏析防止
  • #限界加工率向上
  • #高圧対応
  • 国内で唯一、ビレットで均質化熱処理後に熱間圧延で線材化する「ビレット圧延方式」を採用※3しており、ミクロポロシティやブローホールがほとんど発生しない高品質な線材/棒材の製造が可能。
  • 半導体の導電材、自動車部品のネジ用素材など、ミリ単位の精密加工が必要な部品の製造実績もある。

※1 当サイトでは、一般社団法人日本アルミ協会の「圧延・押出部門(二次加工)」会員名簿に掲載されている32社を二次加工のアルミ加工会社と定義している。
(2024年4月18日調査時点)
参照元:https://www.aluminum.or.jp/about/memberlist/
※2 参照元:一般社団法人 軽金属学会 小山田記念賞(第58回・第59回) 参照元:https://www.jilm.or.jp/page-recognition0221
※3 2024年5月16日編集チーム調査時点。