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アルミ加工の種類

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【加工方法別】
実績豊富でおすすめの
アルミ加工会社6選

高品質な製品を作るためには、各部品に適した加工方法を採用する必要があります。
以下では、加工方法別に、32社の中からおすすめのアルミ加工会社をご紹介します。

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パイプやシリンダーなどに用いる
引抜加工を依頼するなら
日本伸管
引抜加工

おすすめの理由

  • 国立極地研究所の「南極氷床深層掘削計画」で使用された実績もあるなど、引抜き加工の分野において豊富な実績とノウハウを持つ。
  • 外内径を削らずに製品化したいという依頼に対し、21通りの条件施策から偏肉率1.35%以下の高精度パイプ材を製作

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フレームやシャフトなどに用いる
押出加工を依頼するなら
アイシン軽金属
押出,引抜

おすすめの理由

  • ドアフレームやサンルーフなどシンプルなアルミ部品はもちろん、ステアリングシャフトやクラッシュボックスのように複雑な形状の部品の製造も行っており、特に自動車部品製造においてLEXUSのLSやトヨタのプリウス、ゼネラルモーターズなど多数の採用実績がある。

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板や缶・薄い箔などに用いる
圧延加工を依頼するなら
MAアルミニウム
押出,引抜

おすすめの理由

  • 厚みのあるアルミ板から薄いアルミ箔まで対応しており、食品・飲料の容器から建築材料まで、幅広いジャンルの依頼が可能。
  • 使用済み飲料用アルミ缶(UBC)を再生するリサイクル事業や、アルミ箔を用いた回路材や電線被覆を製造するなど、粉砕~加工まで手掛ける。

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裸線・撚線・被覆線などに用いる
熱間圧延加工を依頼するなら
神鋼アルミ線材
押出,引抜

おすすめの理由

  • 国内で唯一「ビレット圧延方式」を採用している加工会社(2024年5月16日調査時点)であり、均質化熱処理により内部欠陥が減少するため、高品質なアルミ線材・棒材の製造が可能。
  • 数ミリ単位から数センチ単位までフレキシブルに対応し、半導体製造部品など高い精度を求められる加工の実績がある。

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車両や航空機パーツなどに用いる
鍛造加工を依頼するなら
神戸製鋼所
押出,引抜

おすすめの理由

  • 油圧鍛造や砂型鍛造、メカニカル鍛造など様々な鍛造加工方法を提案でき、要望に合わせた加工が可能。
  • 6,300トンのメカニカルプレスや8,000トンの油圧プレス設備を持ち、自動車のアームなど大型製品をはじめ、航空機・鉄道車両などで多数の実績がある。

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トランスミッションなどに用いる
ダイカスト加工を依頼するなら
アイシン軽金属
押出,引抜

おすすめの理由

  • アルミ部品のダイカスト加工から組み立てまで一貫対応できる生産ラインを構築しており、加工後のトリミングや表面処理にも対応。画像検査と外観検査による品質管理も徹底。
  • 特に車のダイカスト製品の豊富な加工実績を持ち、さまざまな自動車部品を同工法で製造している。

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※選定条件
一般社団法人 日本アルミ協会の「圧延・押出部門(二次加工)」会員名簿に掲載されている32社を調査(2024年4月18日時点)。
以下の条件と選定理由でおすすめ会社を選定しています。
・日本伸管:32社の中で引抜加工に対応している会社の内、最も加工事例が多いアルミ加工会社として選出。
・アイシン軽金属:32社の中で押出加工・ダイカストに対応している会社の内、それぞれ最も加工事例が多いアルミ加工会社として選出。
・MAアルミニウム:32社の中で圧延加工に対応している会社の内、最も加工事例が多いアルミ加工会社として選出。
・神鋼アルミ線材:32社の中で熱間圧延加工に対応している会社の内、最も加工事例が多いアルミ加工会社として選出。
・神戸製鋼所:32社の中で鍛造加工に対応している会社の内、最も加工事例が多いアルミ加工会社として選出。

押出

押出加工は、アルミニウムを約400~500℃に加熱し、強い圧力でダイスを通して成形する方法です。
この加工法により、複雑な断面形状や中空品を一度の工程で製造することができます。

次のページでは、押出と引抜の違いや、それぞれのメリットなど、詳しく解説しています。

アルミの押出加工
について詳しく見る

引抜

引抜き加工は、常温で素材をダイスに通して加工する冷間加工法です。
押出材を用いることが多く、寸法精度や表面仕上げに優れた細い管や棒の製造に適しています。

次のページでは、押出と引抜の違いや、それぞれのメリットなど、詳しく解説しています。

アルミの引抜加工
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圧延

平行に設けられた一対のロールを回転させ、ロールとロールの間に直方体のスラブを通して薄く延ばす加工方法が圧延です。スラブを薄く延ばし、所定の厚さのアルミ板に加工していきます。どのようなメリットや用途があるのかを見ていきましょう。

アルミの圧延加工
について詳しく見る

鍛造

アルミなどに対し、油圧や機械プレス、ハンマーなどで打撃を与え鍛錬を行いながら成型していく加工法です。高い強度と靭性を付与できるため、強い衝撃に耐えられる製品に仕上げられます。次のページで、メリットや特徴を詳しくチェックしてください。

アルミの鍛造加工
について詳しく見る

ダイカスト

ダイカストマシンを使って製品を製造する加工方法です。金属を高速で溶かして金型に流し込み、高い圧力をかけて形成。製品の大量生産に向いており、高精度な製品を提供することが可能です。次のページで、ダイカスト加工のメリットや用途について見ていきましょう。

アルミの
ダイカスト加工
について詳しく見る

切削

切削加工は、素材を工作機械で切ったり削ったりして製品を製造する加工法です。すぐに加工を始められる、多品種小ロットの生産に向いているなど、多くのメリットがあります。ほかのメリットや、用途についてもチェックしてください。

アルミの切削加工
について詳しく見る

溶接

アルミ同士を熱で溶かして接合する加工法が溶接加工です。溶接加工法にもティグ溶接やミグ溶接など、さまざまな方法があります。いずれも高温で行う必要があるため高い技術を必要とする、アルミ加工に欠かせない技術。次のページで、メリットや用途について詳しく見ていきましょう。

アルミの溶接加工
について詳しく見る

表面処理

アルミ製品は、使用する環境によっては表面処理を施さなければいけません。おもな方法は、アルマイト、化成処理、メッキ、塗装の4つ。アルミの硬度・耐摩耗性向上、腐食防止など、さまざまなメリットがあります。ほかにも、どのような用途があるのかもチェックしてください。

アルミの表面処理
について詳しく見る

“あと一歩”を解決!
技術力の光る
アルミ加工会社3選

既存製品の改良や新製品開発において、より高品質な素材を求めるメーカー担当者必見! 代表的な二次加工展伸材である「管材」「板材」「線材」それぞれの領域で高い技術や深い知見を持つメーカーを紹介します。※1

管材(パイプ)の加工なら
日本伸管
管材のこんな要望を解決!
  • #薄肉
  • #極小径
  • #内面美観
  • #肌加工
  • JAXAからの依頼で製作した内径φ8のクシ型ヒートパイプや、内径寸法精度+0.063/0の鉄道車両用シリンダー材、自動車やバイクのマフラー材など、高精度なパイプ材の製造が得意なメーカー。
  • 「偏肉率1.35%以下・外径φ22×内径φ9に対し公差±0.02」といった難しいオーダーにも対応できる技術力や経験を持つ。
板材・箔材の加工なら
MAアルミニウム
板材のこんな要望を解決!
  • #薄膜
  • #複雑圧着
  • #耐食性
  • #高強度
  • 印刷版や内外装建築材などの厚い板から、食品やリチウムイオン電池の包装材などの薄い箔まで、幅広い対応実績がある。
  • 論文発表や学会受賞歴※2など、研究や分析が得意なメーカーでもあり、強度・耐食性・成形性といった課題から素材開発の相談も可能。
線材・棒材の加工なら
神鋼アルミ線材
線材のこんな要望を解決!
  • #結晶粒微細化
  • #偏析防止
  • #限界加工率向上
  • #高圧対応
  • 国内で唯一、ビレットで均質化熱処理後に熱間圧延で線材化する「ビレット圧延方式」を採用※3しており、ミクロポロシティやブローホールがほとんど発生しない高品質な線材/棒材の製造が可能。
  • 半導体の導電材、自動車部品のネジ用素材など、ミリ単位の精密加工が必要な部品の製造実績もある。

※1 当サイトでは、一般社団法人日本アルミ協会の「圧延・押出部門(二次加工)」会員名簿に掲載されている32社を二次加工のアルミ加工会社と定義している。
(2024年4月18日調査時点)
参照元:https://www.aluminum.or.jp/about/memberlist/
※2 参照元:一般社団法人 軽金属学会 小山田記念賞(第58回・第59回) 参照元:https://www.jilm.or.jp/page-recognition0221
※3 2024年5月16日編集チーム調査時点。